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日本医労連の2016年度実態調査

日本医労連の2016年度実態調査

日本医労連の2016年度実態調査によりますと
2006年以降、仕組みとして長時間労働になる
「2交替」制をとる病棟の割合が増加を続けています。

勤務体制では、
「3交替」の病棟 61.6%
「2交替」の病棟 38.4%

「2交替」職場で働く看護職員は34.2%で、
その53.3%が「16時間以上」の長時間夜勤を行っています。

1カ月の夜勤日数を見ると、

「3交替」では平均7.63日で、
「8日以内」が77.2%、
「9日以上」が22.9%(うち「10日以上」が7.3%)。

「2交替」では平均4.04回で、
「4回以内」が66.4%、
「4.5回以上」が33.5%(うち「5.5回以上」が10.7%)となっています。

看護師確保法の基本指針では
3交替職場について
「月8日以内の夜勤体制の構築に向けて積極的に努力する必要がある」
(2交替では月4.5回)ことを明記しています。

いずれの交替制でも、
指針を上回る夜勤日数で働く割合が2~3割と少なくないことがわかります。

夜勤体制については、
3交替職場では、「3人以上」の夜勤が
準夜勤の73.8%、
深夜勤の68.1%となっています。

夜勤要員の複数配置を求める
入院基本料制度改訂が行われた2006年以降、
「3人以上」夜勤が増加しており、改善が進んでいます。

安全上問題が指摘されている「1人夜勤」については、
準夜勤 1.6%、
深夜勤 1.4%
とわずかですが、依然として残っています。

「2交替」職場でも同様の傾向で、
「3人以上」夜勤の割合が83.5%と高く、
2006年から増加傾向で改善が進んでいるものの、
「1人夜勤」も2.6%とわずかに残っています。

夜勤の最も短い勤務間隔について、
最も短いケースを聞いたところ
「8時間未満」48.0%
「8~12時間未満」16.4%
であり、6割以上が
ILOの157号勧告の基準を満たさない「12時間未満」となっています。

日本医労連は調査結果を踏まえて、
「患者の安全と看護労働者の健康への影響が危惧される深刻な事態だ」
としています。

(独立行政法人労働政策研究・研修機構より)

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