中小企業のエンゲージメントに関する調査は?
商工中金は、2513社から「中小企業の従業員のエンゲージメントに関する調査」を行い、その結果を公表しました。
エンゲージメントは「従業員満足度」と似ていますが
満足度だけでなく、従業員の仕事に対する意欲も計測する点が違います。
- 従業員エンゲージメントの計測を実施している会社は全体の約3割にとどまる。
- 「計測を実施していないが、必要性を感じる」と回答した企業が6割弱。
- 「時間がない、人手が足りない」「リーダー的人材がいない」「情報・ノウハウが不足」といった課題
エンゲージメントの計測をしないが多数
数字には表しにくいエンゲージメントの計測方法はどのようなものでしょうか。
- 必要性は感じているけど、現在計測無し 57.2%
- 外部ツール、社内アンケート以外の方法で計測 12.6%
- 社内アンケートで計測 9.9%
- 外部ツールで計測 7.7%
上記以外の方法とは、次の通りです。
- 1on1面談の結果を記録(社長による面談/所属上長による面談)
- 自己申告表の記録
- 外部HR担当などによる面談
- よろず支援拠点などの企業支援サービスを活用
エンゲージメントを高めるのは、賃金引上げ
最もエンゲージメントを高める対策は「賃金の引き上げ」(51.1%)
次いで「企業理念の策定や浸透のための活動」(41.2%)、
「風通しの改善、コミュニケーション活発化」41.0%です。
エンゲージメントを図る上での課題
従業員のエンゲージメントを高める上で、時間・情報・ハウハウの不足が大きな課題となっています。
調査によると、「時間がない。人手が足りない」「リーダー的人材がいない」が同じ24.6%、
次いで「情報・ノウハウが不足している」が23.8%、「何から取り組むべきか分からない」が8.1%です。
エンゲージメントの計測をしていない会社は約57%です。
その背景には「時間・人手が足りない」「情報・ノウハウがない」といった問題がありそうです。
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